まだ生きてる

無職、一人暮らし、元オタク、精神障害手帳2級、荒れ果てた部屋を掃除しつつ、立て直していきたい。生活と記憶の日記。

眠りにつく前の、前の、毎日の。

眠剤、もとい、眠剤の副作用の食欲と戦っています。

『くすりのしおり』を調べると、副作用として、「ものごとがきちんと判断できなくなる」「正常な思考ができない」というものがあって、とてつもない一時的な食欲、食べたいという欲の前で、正常な思考は失われる。

 

飲んで、効き始めて、眠りに入るまで。45分から1時間。

 

どうしても何かを食べたい。お腹がすうすうぐうぐうする。何か。食べたい。

 

覚醒すると消え去っている衝動に、負けて、今日も真夜中、食パンとカフェオレを摂取してしまいました。朝食用に買っておいた6枚切りの食パンを二枚と、インスタントのカフェオレ。前向きに考えるなら、眠剤を飲んで、衝動に負けて、外に出て、スーパーに駆け込んで、お菓子やおかずや菓子パンを買うよりずっとましだったでしょう。だって食パン、108円だったし、昼ごはんにもしたし。

 

真夜中、眠剤でふらふらした状態で、楽しいようなさみしいような空中に浮いているような心地の中、焼いていない食パンを、一枚。二枚。噛み締めている間、食パンのどっか甘いような小麦の味が口の中に広がって、その時間だけ、奇妙に幸せでした。食べ終わった後のどうしようもないむなしさや、食べる必要がないという事実に目をそむければ、楽しみがない人間にとって、一日の終わりにふわふわしたわずかな時間があって、あって、生きのびるためのひとときなのかもしれない。わけはない。

いつもは何を食べてもおいしくないのに、なぜか、昨夜(今日か?)の食パンは甘くて、おいしくて、しめっていて、ふわふわしていた。どうしてなんだろう。わからないことが、多い。

 

食パンを食べる理由なんて本当はないんです。カロリーオーバーだし、夜、寝る前にものを食べると、苦しいし。ほんのいっときの欲望を満たすために、食パンに手をのばすなんて、ばかだ。食パンは朝ごはん用だったのに。

 

今日こそは勝ちたい。人としての理性? 食欲? 朦朧とした、判断力が落ちきった自分の衝動に、負けないでいたい。どうにか、どうにか。3日に1回くらい負けずに済むことがあって、要は寝落ちるだけなんですけど、負けずに睡眠に移行できた日の朝は、わたしにんげんに近づけてる、って思います。おおげさかもしれないけれど。毎日食欲と衝動、ねじ伏せることができたらいいのに。まずは今日こそは(昨日も同じことを書いた)。