きみみたいなきれいな女の子
昔、友達がいました。
気がついたら、いつの間にか子どもを産んでて、(結婚のお知らせだけは貰っていた)、今ではすっかり疎遠です。お子さんの顔は知らない。
きれいな子でした。
目が大きくて、澄んでいて、肌が白くてきめこまかくて、長く伸ばした髪は手入れされていて、黒い髪で、まつ毛は自前で、お化粧は控えめで、ぜんぜん地味じゃなくて、いつも自分に似合う服を着ていて、華やかでした。絵もとてもうまかった。優しくて、モラリストで、私が慌てふためいていると、声をかけてくれる子でした。
友達と疎遠になったことについて、書こうと思ったのに、十年以上前に電車でした会話をふと思い出してしまって書けない。
昨日夢の中にその子が、若い学生の時のその子が出てきて、私になにか声をかけてくれて、それで私は気が楽になったのですが、なんと言ってくれたのか、思い出せません。夢の中でもきれいに笑ってて、無性に懐かしい。
ものも食べずに眠れて、人間に一歩近づけた、と思ったのに、昨夜また、眠剤を飲んでほとんど一時間後に、近くのドラッグストアまで走って、携帯食を買って、食べてしまったみたいです。お菓子を買っちゃダメ、お菓子を買っちゃダメ、とだけ何度も自分に言い聞かせた記憶があって、ほとんど夢の中の出来事のようだけど、自分の言いつけの最低ラインを守れたことだけ、いくぶんかマシだと思うことにしようと思います。
今日は電気のスイッチのところのほこりや手垢をおそうじシートで拭きました。何年も悩んでいたお風呂の故障と、廊下の電気の接続不良を、ほんの30分足らずの修理できれいになおしてもらって、私のこの数年は何だったのだろう、とも思います。なぜか捨てられなかった可愛いブランドの紙袋も捨てることが出来ました。なんで捨てずにいたのだろう。可愛かったからかなあ。
まとまりが無さすぎる、日記。